タイパ最強!東大生が教える無敵の単語術

英語

英単語は英語力の基礎です。英語学習を始めるとき、まず最初に学ぶのは単語であり、文法やリーディング、リスニングを進めても、最終的には「単語力こそが頼りになる」と多くの人が気づきます。つまり、学習の始まりから終わりまで、常に支えとなるのが単語なのです。

しかし、「どうしても覚えられない」「覚えてもすぐに忘れてしまう」と感じる方は少なくありません。実は、英単語には覚え方のコツがあり、それを押さえれば誰でも効率的かつ劇的に覚えられるようになります。

1. 反復が命

単語は一度で覚えられるものではありません。忘れることを前提に、何度も繰り返すことが大切です。忘れて落ち込むより、「思い出せる単語が増えた」と考える方が前向きに学習を続けられます。


2. 書くよりも見る

実際の試験や読解では、単語を「見て理解する」力が求められます。そのため、何度も書くよりも、繰り返し見て定着させる方法が効果的です。もちろん書く練習も有効ですが、基本は視覚的に触れることを優先しましょう。


3. 徹底的に隠してテストする

赤シートで隠す方法は定番ですが、周囲の情報がヒントになることもあります。そうした場合は手や紙を使ってしっかり隠し、完全に思い出す訓練をしましょう。小さなごまかしを排除することで、本当に力がつきます。


4. 語源や関連語で広げる

単語を丸暗記するよりも、語源や関連語を調べて関連づけて覚える方が定着しやすいです。たとえば transport を覚えるときに「trans-(横切って)+ port(運ぶ)」と知れば、exportimport などの派生語も一緒に覚えられます。


5. 単語帳を使い倒す

同じ単語帳を何周もすると、単語そのものだけでなく「この単語は左ページの上にあった」といった位置まで覚えてしまいます。これは無駄に見えて実は強力な記憶のフックです。さらに、気づいたことをどんどん書き込むことで、自分専用の一冊に仕上がっていきます。


6. ノルマに縛られない読み方

「1日何ページ」といった進め方が合わない人は、適当に開いたページから始めても構いません。気になる単語があれば索引で調べ、そこから関連語へ飛び、また元のページに戻る。寄り道のような学習法でも、意外と記憶が定着します。


7. スキマ時間に思い出す

通学中や待ち時間など、手元に単語帳がなくてもその日覚えた単語を頭の中で思い出すだけで定着度は上がります。ちょっとした工夫が積み重なって、大きな差になります。


8. 日本語から英語へ

最初は「英語→日本語」で意味を取る練習を重視しますが、一通り終えた後は「日本語→英語」にも挑戦しましょう。アウトプット力が鍛えられ、英作文やスピーキングでも活きてきます。


まとめ

英単語を効率よく覚えるには、反復・視覚重視・徹底した確認・語源活用・単語帳の使い倒し・柔軟な読み方・スキマ時間の活用・アウトプット練習といった工夫が大切です。これらを実践すれば、単語暗記は単なる苦行ではなく、積み重ねを実感できる学習へと変わります。

私自身、高校時代は毎日自転車通学をしていました。前かごに単語帳を入れておき、信号待ちのたびに開いて読むのが日課でした。そして、青になって自転車を漕ぎ始めたら、直前に見た単語を頭の中で反芻していました。

それでも、同じ単語を何度も忘れてしまうことは日常茶飯事でした。「また忘れた」と落ち込むこともありましたが、それでも繰り返すうちに少しずつ定着していきました。気がつけば、確かな単語力が身についていたのです。

この経験から学んだのは―― 忘れることは失敗ではなく、覚え直すチャンス だということです。

ぜひ今回紹介したコツを意識して単語学習を続けてみてください。

Eric

神奈川県の公立高校出身。高校は例年、東大合格者が1人出るかどうかの環境でしたが、地道に工夫を重ねて東京大学に進学しました。オーストラリアへの長期留学の経験もあり、英語学習の面白さと難しさを体感。今はその経験をもとに「誰でも実践できる勉強法」を紹介しています。

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